静かな魂の世界。
2020年 08月 15日
夜のお散歩で、赤ちゃん蛇さんに遭いました。
見つけたのは、アネラさんです。
なかなか動かないアネラさんを心配して戻ってみると、蛇さんが頭を上げていました。
アネラさんの鼻とくっつきそうです。
そこは、静かな静かな世界で、
この光景を見た瞬間、
立ち入ってはいけないことが分かりました。
しばらく時が止まった感じで、
二人(2匹)はじっとしていたのだけれど、
静かにゆっくり頭を下げた蛇さんが、
もう動くことはありませんでした。
瀕死、もしくは命尽きたのかもです。
まだ熱が残るアスファルトの上、
赤ちゃん蛇さんは、痛くて寂しそうに見えました。
家に帰って火箸を持ってきて、
かなり迷いましたが、
私の箱庭に連れて帰りました。
そこが一番安全だと思ったからです。
だらりとうな垂れたまんまの蛇さんを、
銀杏の木の下、クリスマスローズの大きな葉っぱの下に、寝かせました。
赤ちゃん蛇さんの上には、落ち葉を。
もう、真夏のお日様が当たっても大丈夫。
最後に、辺り一面に、やわらかい水シャワーを。
そこは半日かげではありますが、
都忘れや十二単が咲く、賑やかなところです。
赤ちゃん蛇さんの外見は比較的きれいでしたが、
車に轢かれたようで、出血、さらに、
内臓にダメージもありましたから、
今頃は、虹の橋かもしれません。
(大丈夫⁈ 痛そうだね。
もう、あなたは死んでしまうの⁈)
(うん、そう、私は、死んでしまうのよ。)
(もう、大丈夫。
涼しいところに動かしてもらうね。
痛かったね、悲しかったね。さようなら)
(あなたは私の分まで生きてね。
ありがとう。さようなら)
アネラさんと赤ちゃん蛇さんが、
こんな風に通じ合ったかどうかはわからないけれど、
きっと、一瞬、魂が重なったのだと感じます。
そんな静かな魂の世界、私も住んでみたいです。
赤ちゃん蛇と、アネラさんと、
車を運転する人間としての私と。
今日も泣きたくなりました。
私は、あなたに、ちゃんと向かい合えているでしょうか?(by 私)
もう、いいから、いいから、
はやくスイカたべよーよーぉ!(by アネラさん)
明日も、佳い日に。
by mayumijp
| 2020-08-15 21:53
| つぶやき
|
Comments(0)